設定可能な税集計方法は、以下4種類です。
- 伝票単位・外税: 商品単価の合計に対して税を付加する。
- 伝票単位・内税: 商品に設定されている税区分は見ずに、設定されている商品単価を税込金額として合計する(その合計から税を抜いて税金額として表記する)。
- 税率単位・外税:同じ税率に設定された商品をまとめ、合計した値にそれぞれ税率をかけ、合計金額を算出する。
また、外税商品は商品単価のまま、内税商品は商品単価から一度税を外す。各商品毎の税抜き単価の合計に対して税を付加する。
- 税率単位・内税:同じ税率に設定された商品をまとめ、合計した値にそれぞれ税率をかけ、合計金額を算出する。
また、外税商品は商品単価のまま、内税商品は商品単価から一度税を外す。各商品毎の税抜き単価の合計に対して税を付加する。
以下のような店舗様は、税集計方法の設定に注意が必要です。
(1)「内税」「外税」が混在する店舗様(必ず「税率単位・内税」に設定)
(2)軽減税率対象商品を取り扱う店舗様(必ず「税率単位・外税」か「税率単位・内税」に設定)
■「内税」「外税」が混在する店舗様
「内税」「外税」が混在する店舗の場合は、「税率単位」での設定が必須です。
万が一別の税集計方法を設定した場合、以下のような計算で算出されてしまいます。
例①【伝票単位 外税】の設定をした場合
1,000円(8%内税)・1,000円(8%外税)を会計した場合、(1,000円+1,000円)×8%=2,160円と処理
※内税商品は2重で税がかかってしまいます。
例②【伝票単位 内税】の設定をした場合
1,000円(8%内税)・1,000円(8%外税)を会計した場合、1,000円+1,000円=2,000円と処理
※外税商品の税処理がされません。
■軽減税率対象商品を取り扱う店舗様
軽減税率対策商品を取り扱う店舗様では「標準税率商品」と「軽減税率商品」が区分されたレシートを発行する必要があります。
したがって、「消費税(標準税率)」「軽減税率」それぞれの計算が可能な「税率単位・外税」か「税率単位・内税」に設定してください。